6月21日〜30日まで公演しておりました、温泉ドラゴン「渡りきらぬ橋」(作:原田ゆう/演出:シライケイタ)
大好評のうちに無事に終幕しましたご報告もしないうちに、打ち上げのあくる日より次の作品の稽古をしておりました。
7月24日〜28日まで、演劇ユニット・ニラカナエナジー「恥と誇り」(作:中村賢一郎/演出:大杉良)
3年前に鈴木里実さんが旗揚げした演劇ユニットの第二回公演。前回に続けてお声がけいただき感謝です。
前作「月の道標」は沖縄戦の実話を元に創作した舞台でした。今作「恥と誇り」は特攻隊を取り上げました。しかもあまり知られていない、満州での陸軍戦闘機ハヤブサでの特攻、終戦後の8月19日ソ連軍に対しての特攻、夫婦でハヤブサに乗り込んでの特攻。実話です。
「戦争を風化させない」という言葉はよく耳にしますが、こうして僕より年下の鈴木里実さんが、まだまだ知られていない先の大戦での悲惨な実話に目を向け、作品として制作し上演するエネルギーとバイタリティーに頭が下がります。
前作に続いて今作でも脚本の中村賢一郎さんのスピリチュアルな世界観、百戦錬磨ながら初めましての演出家、大杉良さんの指針と先導のお陰で、本当に意義深い、演劇にしか出来ない生の空間共有と時空変動が創造されたと思います。
お陰様でこちらも大盛況で幕を降ろすことが出来ました。
この場をお借りして、深く御礼申し上げます。
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